先輩のもとで、思いっきり。
大学時代に商学を専攻していた私は、自然と金融業界を志すように。進路に迷っていたところ、たまたま説明会に参加したのが三菱UFJトラストシステムです。穏やかで優しい方ばかりで、取り繕わずに素の自分でいられる点にひかれました。実際に入社してからも、そんな先輩たちに支えられながら、一歩ずつ成長できたように思います。
当社は入社してから約1年間、新人一人ひとりにOJTの先輩が付いてくれます。私のOJTを担当してくれた先輩は、同じ部署のマネージャ。毎週のように勉強会を開いてくれたり、打ち合わせのリハーサルに付き合ってくれたり。先輩のもとで、挑戦して、失敗して、また挑戦して。そうやって何度も繰り返すうちに、いつの間にか、要件定義も信託銀行の方との打ち合わせも、自信を持ってやり遂げられるようになりました。
開発費用は、数億円。
AI導入プロジェクトへの挑戦。
入社2年目からは、様々なプロジェクトの開発や保守を担当。難易度の高い仕事にも挑戦させてもらいました。特に印象に残っているのは入社5年目の頃、AIを活用した新規システムの構築を任せてもらったこと。そのシステムは、信託銀行内のメールやチャットツール上に不正やその予兆がないか、AIが自動で検知するというもの。社内でもAIの活用実績はまだ多くはなく、また開発費用は数億円にも上る大規模な難しいプロジェクトでした。当時の私は、大規模プロジェクトに携わったこともなければ、AIに関する知識も全くない。それでも、「Sさんならできる」と後押ししてくれたのは、かつてOJTでお世話になったマネージャでした。先輩の期待に応えるべく、もがき続ける日々。関連資料を調べ尽くして、ビジネスパートナーの方にも教えてもらいながら、何とかAIに関する技術を習得していきました。
ふと思い出す、新人時代。
その甲斐あって、無事にリリースできたときは、先輩や開発メンバーと喜びを分かち合いました。絶対に成功させなければならない大規模なプロジェクト。そんな重要な役目を自分に任せてくれた先輩のおかげで、今まで以上にこの仕事に熱中し、大きく成長できたと感じます。現在はこのシステムの保守を担当しながら、新たな案件にも挑戦中。信託銀行における各部署の売上や支出といったデータを集積し、経営リスクを予測するシステムを開発しています。今では、私もチームを引っ張っていく立場。若手メンバーを見ていると、ふと新人時代の自分を思い出します。先輩にこう教えてもらったな、ああ言われて嬉しかったな。当時を振り返りながら、自分がもらった教えや期待を、後輩につなぎたいと思うようになりました。これからは、より多くの開発メンバーを率いるプロジェクトマネージャになるのが目標。将来的には「Sさんに教えてもらったことを、今度は自分が」そんなふうに、後輩がまた次の世代を育ててくれたら。今までお世話になった先輩方にも、少しは恩返しができるかなと思っています。
休日の過ごし方
せっかくの休日は、少し手の込んだ料理に挑戦します。最近つくったのは、メキシカンタコス。生地をこねたり、お肉をぐつぐつ煮込んだり。手間がかかる分、その美味しさは何倍にも感じます。また当社では年に2回、5営業日連続で休みが取れるので、最近は沖縄県の石垣島やシンガポールに行きました。食べ物が美味しくて、石垣牛やラクサというアジア料理を堪能しました。