三菱UFJトラストシステム
Business 仕事を知る

葛藤を乗り越え、新しい世界へ

R.S. 2008年入社

  • IT ソリューションの企画・プロジェクト管理
  • デジタル推進部 デジタルビジネスG

※所属などは取材当時のものです

Business 仕事を知る

そのシステムには、
熱がある。

ロンドン、ニューヨーク、香港、シンガポール。入社して最初に担当したのは、三菱UFJ信託銀行の海外拠点に対して、新たな金融システムを導入するという大規模なプロジェクト。当時そのシステムはクラウド化しておらず、プログラムを設定するにも、現地に出向く必要がありました。私は信託銀行の方と一緒に度々ロンドンに出張して、会社の垣根も関係なしに、仕事の基礎を一から教えてもらいました。今のように働き方改革が進んでいなかった時代。日本に帰れば信託銀行の社員も私たちも同じフロアで一緒になって、夜遅くまでパソコンにかじりついていました。同じ部署のエンジニアは、何十回もの試行錯誤を繰り返して、システムを形にしている。信託銀行のユーザーも良いシステムにしようと、あらゆるメンバーが本気でシステムの検証に励んでいる。どのような金融システムにも、人の熱がこもっていると知ったとき、自分の胸も熱くなっていくのを感じました。

技術者として、
理想と現実の間でもがく。

私が現在所属しているデジタル推進部の使命は、三菱UFJ信託銀行が描く構想を実現にまで導くこと。そんな自分たちの仕事の意義を実感したのは、2018年から参画したあるプロジェクトがきっかけでした。ブロックチェーン技術を活用した、新規サービスの開発。食品から宇宙開発事業に至るまで、あらゆるモノや事業にいつでも誰でも簡単に投資できるようにする。新しい金融取引の世界をつくる挑戦でした。ただ、開発を進める中で、私たち開発チームは葛藤を抱えるようになりました。信託銀行からは、機能面について次々と要望が舞い込んでくる。一方、開発期間は引き伸ばせない。新規サービスは世の中に先駆けていち早くリリースする必要があり、簡単には締め切りを後ろ倒せないという事情がありました。当然、全ての要件を実装できれば理想的です。しかし十分な開発期間を確保できず、後からシステム障害が発生したのでは意味がありません。三菱UFJ信託銀行グループの信頼を守るのも私たちの大切な役目。技術者としての責任を持ち、「この機能は、本当に必要でしょうか?」と、問いを提起することもありました。そうして信託銀行との対話を重ねていくうちに、構想は徐々に形になっていったのです。

アップデートしよう。
金融の世界を、
自分の世界を。

約1年半のプロトタイプ開発と本番開発の期間を経て、そのシステムは無事にリリースされました。入社してはや17年。現場のプレーヤーではなく、グループマネージャという立場にいる今改めて思うのは、私たちがシステムをつくる理由は、ビジネスで利益を出すため、だけではないということ。世の中で当たり前とされている、金融サービスの常識を塗り替えるためだと思っています。壮大な話に聞こえるかもしれませんが、その変革を起こすのは、間違いなく現場に立つ一人ひとり。私自身は、元々は保守的な人間で、新しいことにチャレンジするのは苦手でした。それでも、勇気を持って現状維持から抜け出すと、自分を豊かに成長させてくれる人や仕事と出会えます。馴染みのある環境や過去のやり方を変えるのは怖いかもしれない。けれど、その葛藤を乗り越えた先で、金融の世界を、自分の世界を、アップデートしていけるのだと思います。

休日の過ごし方

映画や舞台、漫画を鑑賞することが多いですね。好きになったら、とことんハマってしまうタイプ。最近では長期休暇を取得して、漫画『ゴールデンカムイ』の聖地巡礼へ。舞台となった北海道の各スポットを実際に見て、「あのシーンの風景だ!」と、めちゃくちゃテンションが上がりました。

1日のスケジュール

8:00 出社
9:00 朝会
自分がマネージャを務めるプロジェクトについて、各チームの進捗状況や課題を確認します。
9:30 各種承認・検印、案件外作業
10:30 資料確認・打合せ準備
12:00 昼食
13:00 プロジェクトの打ち合わせ
日中〜夕方に、プロジェクトの要件などを詰めていく会議を入れることが多いです。
16:00 レビュー・検討
会議が落ち着いたところで、各チームの成果物に対してレビューを行います。
19:00 退勤