この人たちとはたらきたい。
それが入社の決め手だった。
就職活動の軸は、どのような仕事をするか以上に、どのような人とはたらくか。そう考えるようになったのは、学生時代の陸上部での経験が影響しているかもしれません。中学から大学まで、駅伝などの長距離走に熱中していました。数千メートル走り続けるので、きつい山場もありますが、次の走者がたすきを待っている。自分のタイムを縮められたら、チームの順位を上げられる。誰かのために頑張ることのやりがいを、長距離走で学びました。だからこそ、この人のために頑張りたい、この人たちとはたらきたい、そう心から思える会社を選ぼうと決めていたんです。就職活動では、たくさんの会社の説明会に足を運びましたが、一番本音で話してくれていると感じたのが、三菱UFJトラストシステムでした。普段の仕事の大変なこと、嬉しいことを赤裸々に語ってくれたり、私の就活相談にも親身になって答えてくれたり。この人たちと一緒なら、きっと自分は頑張れる。そう思って、入社を決意しました。
信託銀行の信頼を
守るために。
最初に配属されたのは、基盤システムの開発・保守を担当する部署。保守をしばらく担当した後、私は「分散運用管理システム」を構築するプロジェクトに参画しました。このシステムは、信託銀行業務に関わるシステム障害を、24時間いつでも検知できる基盤システム。任されたのは、各関係者と連携しながら、要件を詰めていく工程でした。プロジェクトには非常に多くの関係者がおり、システムの開発者や運用者、信託銀行の担当者など、50名ほどのメンバーそれぞれと認識をすり合わせる必要があります。ちょっとした認識のずれが、システムトラブル、ひいては信託銀行の信頼失墜につながるかもしれない。信託銀行の希望やニーズを正しく開発者に伝えられるように、私は可能な限り一人ひとりと直接会話をするように心掛けました。メール上でのやりとりでは「理解できた」と言っていても、実際に会話をしてみると曖昧な部分が残っていたりします。そんな微妙なニュアンスの一つも逃すまいと、相手の表情や声のトーンにも気を配りながら、慎重に確認を進めていきました。
開発者も経営陣も、
信託銀行の皆さんも。
すべての想いを受けとめたい。
密にコミュニケーションを取っていると、メンバー同士の絆も深まります。無事にシステムをリリースした時は、たくさんの開発者や信託銀行の担当者から「Yさんがいなかったら、完成しなかったよ」と言ってもらえて、心から達成感を得ることができました。現在は、基盤システムの開発・保守の部署を離れて、基盤・運用企画を担う部署に異動。これから動き出す新規プロジェクトのビジネス戦略を検討しています。開発者としての視点だけではなく、俯瞰的な経営視点が求められるという意味では、私にとって新たな挑戦。ですが、様々な立場の人と連携しながら、信託銀行の希望を形にしていく。その根本は変わらないと思っています。今後は、開発者や経営陣、そして信託銀行の皆さんを含めた、全ての想いを受けとめられる基盤システムをつくっていきたいです。
休日の過ごし方
2歳と0歳の子どもがいるので、一緒に公園で遊んでいます。育児休業は、上の子では2週間、下の子では1ヶ月取得しました。プロジェクトの最中でしたが、メンバーが快く仕事を引き継いでくれました。周囲の協力にはいつも感謝しています。