仲間がいれば、
辛いことも乗り越えられる。
大学時代は商学部のゼミに入り、同級生とチームになって、一つの論文制作に取り組んでいました。夜が明けるまで研究室にこもる毎日は、私一人だったら辛かったかもしれません。でもチームメンバーがいたおかげで、お互いに励まし合いながら、楽しんで乗り越えられました。当時のメンバーとは、卒業から10年ほど経った現在も、一緒に飲みに行くような間柄です。そんな学生時代の経験から、自然とチームで仕事がしたいと考えるようになりました。実際に入社してからは、思い描いていた通り、信頼できるメンバーと開発の大変さやリリース時の達成感を分かち合えていると感じます。逆に、いい意味で入社後ギャップだったのは、若いうちからどんどん仕事を任せてもらえること。1年目には、当時社内での活用が始まったばかりのクラウドサービスを利用してサーバーやシステムの構築を担当し、3年目には、社内では比較的新しい開発手法であるスクラム開発を用いた案件に参加しました。もちろん先輩のサポートもありますが、早くから先端技術に携わらせてもらったことで、大きく成長できたように感じています。
ブロックチェーン技術を
活用した、
新規プロジェクトへの挑戦。
入社4年目で任されたのは、ブロックチェーン技術を活用した「Progmat(プログマ)」というシステムの開発です。それまで紙で流通していた有価証券を、デジタル証券としてネット上で取引できるようにする。日本国内でも類を見ない挑戦的な取り組みでした。社内に知見がない中で、必死に情報をかき集めて、みんなでトライアンドエラーを繰り返す日々。しかし、そんな努力も水の泡になるような事態が起きました。リリースが目前に迫った段階で、突然「システム撤退」という指示が出たのです。撤退理由は、コロナ禍による情勢の変化によるものでした。仕方のない事情ですが、約1年もの期間をかけて構築したプログラムやデータベースは全て削除することに…。意気消沈する私に、「次は絶対、リリースさせよう」、そうチームメンバーが声を掛けてくれたのを、今でも鮮明に覚えています。
「Progmat2.0」への
再挑戦。
リベンジのチャンスはすぐにやってきました。コロナ禍が収束し、「Progmat2.0」を開発するという案件が舞い込んできたのです。驚いたのは、プロジェクトのチームリーダーに私が任命されたこと。経験値の少ない自分に務まるはずがないと、最初は不安でいっぱいでした。けれど、みんなで味わった悔しさにも、意味があったと証明したい。要件定義も設計書も、上司から数えきれないほどのレビューをもらって、自分の専門外の分野については、チームメンバーの力を借りて、周囲に支えてもらいながら、何とか高い技術レベルに食らいついていきました。そうして、やっとの想いでリリースを果たした2022年。私たちのプロジェクトが社内での社長賞を受賞。社長から表彰状を受け取った際は、感動で涙が出そうでした。様々な困難を乗り越えられたのは、まぎれもなくチームメンバーがいてくれたおかげです。苦楽をともにできる仲間がいる。お互いに高め合える同志がいる。三菱UFJトラストシステムは、最高のチームだと思います。
休日の過ごし方
癒しを求めて、動物園によく行きます。東京・神奈川あたりの動物園はほぼ行き尽くしてしまいました。それだけでは飽き足らず、最近は野生の鳥も見に行くように。とくに好きなのは、「アオバト」という鳩。体は綺麗な黄緑色で、つぶらな瞳が可愛らしいです。海岸沿いに生息しているので、早朝から海辺に行って、自前の一眼レフでパシャリ。いつか、アオバト愛を発信するSNSを始めたいと思っています。